青春Hセカンドシーズン 第6作

半分処女とゼロ男

額に浮かぶ謎の数字が意味するものとは!?
黒い笑いのスペシャリスト、佐藤佐吉がブッ放す
予測インポッシブル、仰天ポッシブルな超・怪作!

「私が童貞だった頃、ほぼ100%に近い確率でその人が処女か童貞かを見分ける能力がありました。しかし童貞を卒業した時その力は自然と失われてしまいました。 ゼロ男の物語は半ば自伝的であり、登場人物たちのエピソードもほぼ実話です。苦い青春時代への決別と、これまでの映画人生の総決算としてこの作品を撮りあげました。覚悟して見てください」

佐藤佐吉

(c)2011 アートポート

日頃のストレスを一気に解消したい人へ。
愛とは何かを考えたい人へ。
大声を出して思いっきり笑いたい人へ。
ワイセツな気分に身も心もつかりたい人へ。
異常な世界にのめり込みたい人へ。
難解な推理・謎解きに挑戦してみたい人へ。
極限状態に引きずり込まれてみたい人へ。
そして何より映画を思いっきり楽しみたい人へ。

青春Hセカンドシーズンはとんでもない映画を誕生させてしまった。予測不可能かつ仰天必至の展開をみせるこの映画の監督は佐藤佐吉。マネキン人形劇『オー!マイキー』シリーズなどの脚本を手がけ、常にブラックな笑いを追い求めることで知られているが、この映画に込められたテーマは壮大なる愛。愛の力は立ちはだかる障害を乗り越えることができるのだろうか、という一見美しいセントラルクエスチョンだが、そこにありとあらゆるジャンルの要素を詰め込んで、一筋縄では行かない、誰が見ても「やっぱり佐藤佐吉映画だ」と言えるブラックな映画となっている。
そんな誰が見ても佐藤佐吉映画の本作を更に盛り上げるキャストがまた堪らない。劇団「クロムモリブデン」のメンバーとして主に舞台で活躍している板倉チヒロ、本作が青春Hシリーズ3作目の登場となるまさに「青春Hの女王様」しじみが両主人公を演じるほか、若くして名バイプレイヤーの地位を確立した山本浩司、更に、俳優としても活躍している佐藤監督自身の出演シーンも見逃せない。


警察官の桜木健一郎は自身の股間をモゾモゾすることで、自分も含めた人間の額に浮かぶ数字が見えるようになる。その数字はなぜか健一郎だけに見えているのだ。自分には0が、同僚の後藤には3が、近所の気のいい白人男性には55が浮かぶ。ある日、今の彼女と初エッチをしたと自慢する後藤の額の数字が4になっていたことで、童貞の健一郎はその数字がセックス経験の数だと確信する。かねてから処女とヤルことを目標としていた健一郎が最近気になる陽子という女性の額には、0.5という中途半端な数字が浮かぶ。1ではないから処女だと思い込む健一郎は見事に陽子相手に童貞を棄て、その瞬間、彼女の額に見事1が浮かび上がる。ところが、健一郎は洗面台に向かいアソコをいじると、童貞を卒業し1となるはずの彼の額の数字は0のままだった。 既に陽子を愛してしまっていた健一郎は、彼女の額に浮かんだ1の数字が持つとんでもない意味を知ることになる…。

【監督・脚本】

佐藤佐吉

1964年大阪生まれ。映画監督、脚本家、俳優とマルチに活躍する。1999年に『金髪の草原』(犬童一心監督)で商業映画の脚本家としてデビューし、2000年に脚本を手がけたマネキン人形劇のTVシリーズ『オー!マイキー』が大ブームを巻き起こす。その他の脚本作には三池崇史監督作『殺し屋1』(01年)、『極道恐怖大劇場 牛頭』(03年)、浅野忠信監督作『トーリ』(04年)、辻川幸一郎監督作『きまぐれロボット』(07年)など多数。05年に初の劇場用長編監督作『東京ゾンビ』を手掛け、その後も『平凡ポンチ』(08年)、『昆虫探偵ヨシダヨシミ』(10年)でメガホンを執る。個性的かつ独特な風貌で役者としても活躍し、『アカルイミライ』(02年:黒沢清)、『キル・ビル』(03年:クエンティン・タランティーノ)、『雷桜』(10年:廣木隆一)、『ヤクザガール』(11年:セルゲイ・ボドロフ)など話題の監督に多く起用されている。07年には井口昇監督や本田隆一監督らによるオムニバス・コメディ『そんな無茶な!』を企画プロデュースした。

【キャスト】

板倉チヒロ しじみ 山本浩司 星野美穂 坪田秀雄

【主題歌】

『weTunes』 ロックブッダ

【スタッフ】

製作:松下順一/企画:高崎正年/プロデューサー:小貫英樹 奥野邦洋/アシスタントプロデューサー:松下達郎/音楽:金山健太郎/撮影:中飯明央/照明:白岩正嗣/助監督:宮城広/録音:小林理子/編集:真下雅敏/特殊メイク:岸川紗也佳/スチール:内藤基裕/制作プロダクション:東京レイダース/製作:アートポート

2011年/日本/カラー/105分/ビスタサイズ/ステレオ/HDV(一部劇場を除く)
配給・宣伝 アートポート  (c)2011アートポート