青春Hセカンドシーズン 第4作

ソーローなんてくだらない

異色のエロティック路線を突き進む吉田浩太監督が、
女と男の下の問題をオカしく笑い飛ばした、
ちょっぴり純でたっぷり愛のこもったすんどめコメディ!

自分が映画を作る動機を考えた時に、自分では出来得ない行動を登場人物にさせてみたいというものがある。自分が出来得ない行動をする人は、行動に移すという事実だけにおいても、どんなにくだらないことをやっていようが、自分にとっては憧れの対象になり、それはさらに尊敬のレベルにも達してしまう。今作の題材つまり「早漏」というものが自序的要素を担っているとは敢えて明言しないでおくが、今作を作るにおいて、そういう映画を作る、憧れのモチベーションはいつも以上に強固にあり続けた。僕はより純化された憧れ・尊敬の念を込めて、このくだらない男の映画を作り上げた。

吉田浩太

(c)2011 アートポート

アメリカ映画のウィット感とロマンポルノのしっとり感が味わえる
吉田浩太オリジナルテイスト・ムービー

セックスに関する様々なお悩みをお持ちの方、もう心配いりません。この映画はセックスよりも大事なことがあることを教えてくれるのです。もちろん悩みが解消されることに越したことはありません。こと、早漏でお悩みの方は、この映画を見ることで解決してしまうかも?!
監督の吉田浩太は隅田川を臨む東京墨田区の出身。下町のそこ住む人々と、町そのものが持つペーソスを表しながら、リアリティの中に顕在するコミカルさを描くべく、ドキッとるすタイトルとテーマを引っさげて青春Hセカンドシーズンに登場。
思いっきり笑ったかと思えば、タイトルからは想像できないほど切ない青春も味わえるドラマでもある、そんな映画が『ソーローなんてくだらない』。

自称役者の青年、安岡晴生のアルバイト先に若くて可愛い百瀬が研修生としてやって来る。晴生は百瀬の歓迎会で泥酔した百瀬とセックスを試みるが、超特急な早漏持ちの晴生はズボンを脱ぐ途中で暴発してしまう。百瀬とヤルためにはこの早撃ちを直さねば…。その日から、晴生は早漏克服のための訓練を始める。涙ぐましい努力の結果、“自分の手”の記録が15分に達して実践とばかりにピンサロに飛び込むが、相手がババァにも関わらず敢え無く瞬射。他人の助けが必要と痛感した晴生は同じアパートでルームシェアするノンに懇願する。共用スペースの掃除を条件にノンは嫌々ながらも“手”を貸すことにするのだが…。


独特なエロティック感覚で海外でも高い評価の吉田浩太の
やっぱりエロティックな「青春H2」最新作!

1978年東京都生まれ。ENBUゼミナール卒業後、フリーの助監督を経て、2004年、豊島圭介と清水崇が所属する映像製作会社シャイカーに入社。入社後、助監督、AD、メイキング、編集などをやる傍ら、自主映画を制作し、「お姉ちゃん、弟といく」で、第2回CO2フィルム・エキシビジョン主演女優賞〈江口のりこ〉を受賞した後、ドイツニッポンコネクション、香港インディパンダ映画祭など海外の映画祭にも多数招待上映され、2008年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門では審査員特別賞を受賞した。その後、『ユリ子のアロマ』を完成させ2010年に劇場公開を果たし、現在に至る。

【監督・脚本】

吉田浩太

【キャスト】

芹澤興人 梅野渚 安田沙耶 小西平祐 千葉ペイトン

【スタッフ】

製作:松下順一 /企画:高崎正年 /プロデューサー:小貫英樹 奥野邦洋/アシスタントプロデューサー:松下達郎/音楽:朝真裕稀/撮影:関将史/録音:島津未来介/助監督:山岡直人/スチール:内藤基裕/制作プロダクション:東京レイダース/製作:アートポート

2011年/日本/カラー/102分/ビスタサイズ/ステレオ/HDV(一部劇場を除く)
配給・宣伝:アートポート  (c)2011アートポート

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